何を話していいものか。。。

こんにちは。早寝です。

最近『一定の属性を持つ人に対しどう言葉を選ぶべきか』
『上手なコミュニケーションの取り方とは』といったことを考える機会が度々あり、
折角なのでここで私の考えを言語化しておこうと筆を執った次第です。

基本的な考えとして、私は個人に対してその人の属性を理由に避けるべき話は無いと考えています。

ある人が笑っていたからといって皆が絶対に笑える話題などないし、
怒っていたからといって皆が同じように怒るわけではないでしょう。
人の属性と一定の言葉、話題を紐づけることは、
個々の性質から目を背け『これにさえ気を付ければあとは何でも大丈夫』となりかねず、
かえって危険ではないでしょうか。

ひとつ言えることは、それが否定的なものかどうかに関係なく、
他者を評するのに『○○なのに』『○○だから』といった表現は避けた方がいいかな、
と私は考えています。

褒めるつもりで「やっぱり○○だからこれが得意なんだね」と言っても
それはその人の努力の結果であって属性は関係ないかもしれないし、
何か不本意な事情で身につけざるを得なかったものかもしれないし。
何もそんな事情は本人から開示されたのでなければあれこれ考慮する必要はなくて、
ただ、なんらかの集合の性質ではなく『この人はそうなんだ』と考えられればいいと思います。

もうひとつ、私が個人的に気を付けているのは他者の言葉を否定しないことです。

大抵のことは「あなたはそうなんだね」で済む話で、
それが自分と異なっていたからといって善悪正誤勝敗など決めなくてもいいことです。
理解したければ話を掘り下げたり自分で調べたりしてもいいし、
理解せずとも付き合いに支障がないのであれば別に理解しなくてもいいでしょう。

例えば私が何か食べ物について
『こんなものを好む人がいるなんて理解できない』と思っていたとして、
それを食べる人が隣にいても
それを口にすることを強要されるのでさえなければ私には何ら関わりないことです。

もちろん、衝突しないためのコミュニケーションと
親密になるためのコミュニケーションではやり方も異なるでしょう。

別に私は何かの専門家でもなし、大学で研究したというわけでもなし、
ただ考え事が好きなだけの人間なので言ってしまえばただの自己満足です。
『そういう考えもあるんだな』程度に思っていただければ幸いです。

考えすぎれば何も言えなくなるというのもまた然り。難しいことですね。

かく言う私は会話は得意でないもので、
ああ言えばよかったこれは言うべきじゃなかったと夜な夜な一人反省会の日々です。

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