北九州マラソン
ご無沙汰をいたしております。gctです。
去る2/9。
北九州で初めての市民マラソン大会が開かれました。
私も、運良く当選することができ、エントリーをしました。
ところが、年末年始に風邪を引きまして、練習ができませんでした。
しかも咳が酷く、そのため、肋骨にヒビが入るというおまけ付き・・・
衰えたモノだ・・・
閑話休題。
今回、正直完走はあきらめてました。
まともに走ることができるのは、おそらく、中間点(21km)ぐらいだろう。
その後、休み休みで走っても、門司港(約30km)まで、いければ良い方か・・・
などと考えながら、スタートを待ちます。
一緒に走る友人にも、そのことを伝えました。
目標:門司港!
が、信じてもらえません・・・
我が身の不徳・・・
実績
16km程走ったころから、違和感が大きくなってきます。
フルマラソンを走る人たちが、「30kmの壁」と呼ぶ現象です。
30kmを走ったあたりから、足腰の様々な部分に疲労がたまり、失速する現象です。
これが、今回20kmぐらいから出てくると思っていたのですが、予定より、早く出てしまいました。
一緒に参加していた仲間達にも、ほぼ、追い越された、27kmからもう、ほとんど歩いています。
そのまま、歩いて、なんとか門司港に到着しました。
いつ、リタイアしようかと、門司港の海岸沿いのコースを歩いていると、カードを持っている人がいました。
誰かの応援かな?と思ったのですが、違いました。
「私は、抽選に外れました。 私の代わりに完走してください。」 |
おおよそ、そういう内容だったと思います。
特定の人の応援ではなく、ランナー全員へのメッセージでした。
先ほども書きましたが、門司港は、ちょうど「30kmの壁」が始まるあたりです。
ああ、そうだよな。抽選に外れた人も、当然、いるんだよな・・・
そのメッセージが、頭について離れません。
私の中から、「リタイア」は無くなりました。
関門にかかるまでは、がんばろう。
マラソン大会は、公道を使わせてもらうため、一般車両が入れないように封鎖されます。
ただし、あまりに長時間、封鎖すると、迷惑がかかります。
そのため、時間制限を設けて、その時間までに通過できなかった場合は、そこで競技中止となります。
33km付近の救護所に、足のまめをつぶしてもらおうと、立ち寄りました。
足のまめは、杞憂だったのですが、足のマッサージをしてもらって、再度復活。
気持ちも切り替え、これで、3km走ることができました。感謝!
やっぱり、歩いていましたが、何とか、40km手前の最終の関門を閉鎖15分前に通過しました。
最後、ランナーを出迎えてくださった有森裕子さんとハイタッチをかわし、ゴールできました。
こうして、私のワースト記録を1時間更新した大会が終了しました。
とはいえ、完走できたことは、素直にうれしいです。
リタイアすると、この満足感はありませんから・・・
以上、長々とした駄文におつきあいいただきまして、ありがとうございました。