初秋に思う

初めまして、「悩ンデルタール人」です。 

素晴らしい環境で、敬愛すべき先輩を見つけてしまったが故に、
4月に晴れて入社してしまいました。 

社会人生活はそこそことはいえ、
本環境では、初めてのことが多く、諸先輩方に失礼があるかもしれません。
至らない点につきましては、何卒、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。

初回ということで、何を書くやらですが、
最近やや涼しくなり、初秋の候を迎えた感もあり、
思い出した学生時代の笑い話でも書かせていただこうと思います。 

*******************************************************************

私が在籍していた学校には、「自治会」が存在していませんでした。
※なんでも、学生運動盛んな時代にひと悶着あって、解散になったそうです。 

「自治会」がないので、学生の主体的な運動というのは、
 ・学校公認の体育会系/文化系クラブの総務委員会
 ・学校非公認の愛好会系サークルの総務委員会
を主体に行っていました。 

その為、学園祭の運営も毎年それぞれから人集めを行い、
5月~11月まで急場で「実行委員会」を結成して準備と運営を行います。

急場で約100名前後が集まる為、先人の方々が取り決めたのでしょうが、
スムーズに事故なく運営する為に、ガチガチの縦社会で運営されていました。 

1年生が実行部隊の委員として(各パートに分かれ、大体80名)、
2年生がそのとりまとめのリーダー(各パートごとに1人で、12名で「チーフ」という役職)、
3年生が元締め(4名に分かれ、局長3名と委員長1名)
といった役割分担でした。

*******************************************************************

私は2年生のころ、この委員会に召集されました。
チーフは、毎週2回、局長と学園祭の運営について、企画立案や企画の進捗会議を行います
(チーフ局長会議という名称で、チー局と言われていました)。

先述したとおり、ガチガチの縦社会での会議なので、
例えるならば、「インパクトの大きい障害を起こした後、客先に障害報告をしに行く場」のような会議で、
チーフが一人ずつ発表するのですが、何を言っても怒られるし、まず笑うことも許されないような会議です。
※「笑う」と「真剣さが足りない」ということで、お説教。

第三者から見れば滑稽な場かもしれませんが、
当事者たちからすると、それを「平常運転」として運営する為、
会議前の1時間、チーフ間で怒声を最低限にする為に、
事前会議を行っていました。

*******************************************************************

ある日、事前会議を行っていた時に、
同じチーフで「教室での企画を担当するK君」の報告書をみんなで見ていたところ、
「必要なモノリスト」に「ショートケーキ」と書かれていました。 

「教室の企画」の中には、「留学生と交流を深める為、留学生模擬店」というのを
運営する仕事も含まれていましたので、私たち一同は「その為に必要なんだな」と
思い、特に気にも留めませんでした。 

実際に「チー局」が始まり、K君の発表が始まるかというときに、
事前に展開された資料を見た局長が、「おい、K!この資料にある”ショートケーキ”ってなんや!」と発表も始まる前から怒声が響きました。

  K君:「前回、リストに必要な”ショートケーキ”が不足していると、局長からご指摘があったため、追加しました!」
 局長:「何の話や!」
 K君:「いえ、留学生模擬店に保健所の方が審査で来られる場合に備えて、用意しておけと・・・」
 局長:「馬鹿か!俺が言ったのは”消毒液”たい!何で保健所の方にショートケーキだすとや!」 

いや、ひどいよ。ひどすぎるよK君・・・
笑うしかないのに、笑えんやん・・・
局長は滑舌いいやん、悪いのはK君の耳やん・・・ 

K君は想定通り、どやされ、
彼を除いた私たち11名は、皆が同じ気持ちで、
あいつをどうにかするしかないという思いで絆が深まった事件でした。

*******************************************************************

彼はこの他にも色々な事件を起こしましたが、
長文となりましたので、またの機会ということで、ここらで失礼させて頂きます。

前の記事

アナと雪の女王

次の記事

長崎へ