動画制作の振り返り
初めまして、TOKKIと申します。
今回のブログでは、少し内部的なお話にはなりますが、2月に開催された「30周年記念パーティー」に向けた動画制作の舞台裏を、改めて振り返っていきたいと思います。
今回の制作で使用したツールは「ゆっくりMovieMaker4」です。
制作にあたって、まず直面したのは「動画全体のイメージ構想」という課題でした。
これまで趣味の範囲で動画制作を行ってきた際には、あらかじめ撮影された映像素材があり、それらを素材として装飾やカット編集を行い、つなぎ合わせていくスタイルが中心でした。そのため、ある程度のプロットや流れは最初から用意されていました。
しかし今回は状況が大きく異なり、いわば真っ白なキャンバスの状態から構成を考える必要がありました。テーマ設定や演出の方向性を一から組み立てる必要があったのです。
そんな中、実家に帰省した際に偶然目にした保険会社のCMが、大きなヒントとなりました。
「これだ」と直感的に感じたその演出構成を参考にしながら、今回の動画の方向性を徐々に固めていきました。
方向性が見えてきたところで、次に着手したのが絵コンテの作成です。とはいえ、いわゆる完成度の高い絵コンテというよりは、演出の流れを整理するためのラフなスケッチに近いものでした。フラッシュカットのように、場面ごとのイメージをざっくりとつなぎ止めるためのものです。
イントロ部分については、先ほどのCMのコンセプトをベースに構成を組み立てていきました。
そして次に立ちはだかったのが、いわゆる「サビ」にあたる部分の演出です。
このパートは動画全体の印象を大きく左右する、非常に重要なポイントです。どう盛り上げるか、どのような見せ方をするかについては、かなり悩みました。
最終的には、さまざまな動画サイトで演出事例を徹底的にリサーチし、表現の引き出しを増やしながら方向性を模索していきました。
特に文字PVを中心に見漁りながら、その中で画像演出にも応用できそうなアイデアをひたすら探す作業を繰り返しました。
中には具体的な作り方が解説されている動画もあれば、ハイレベルな演出を見て自分なりに解析し、再現を試みたものもあります。
こうした試行錯誤を積み重ねながら、今回の動画は少しずつ形になっていきました。
で、最後に今回の制作にまつわるちょっとした小話を。
参考としてさまざまな動画を見て回っていた際、思わず見入ってしまうほどクオリティの高い作品に出会いました。
「これはすごい…」と感心しながら、その制作者の方の動画を人気順で見てみたところ、意外なことに一番再生数が伸びていたのは、編集技術をそれほど必要としない数十秒程度のシンプルな動画でした。
このとき、「動画の評価は必ずしも技術の高さと比例するわけではないんだな」と感じました。
クオリティを追求することももちろん大切ですが、それ以上に、視聴者にどう伝わるか、どう感じてもらえるかが重要なのだと、改めて気づかされた瞬間でした。

